マンションは、マンションに住む人にはいいかもしれませんが、隣の人からは歓迎されないことも多いですね。
まずは、隣のマンションのおかげで、日陰になっちゃう。そして、上から覗かれているみたいになってしまう(まさに上から目線!?)。風通しが悪くなる。圧迫感がある。などなど。
では、「うちの隣が空き地になったんだけど、高層マンションが建つ可能性がありますか?」の疑問には、何を調べればよいのでしょうか?
行政は、都市を計画的にデザインしています。住宅はこのあたりに、工場はこの辺、駅の周りには商店街を、などなど。そして、同じ住宅地域も、マンションなどの高層のものや、低層のものを「用途地域」や「容積率」「高度地区」「日影規制」など、いろいろな制限を駆使して、その地域の用途や高さを誘導しています。なので、まずは最寄りの役所の「街づくり課」さんや「都市計画課」さんに、どんな規制があるのか聞いてみましょう。
農業などを中心とした地域づくりのため、お家を建てることが原則的にできない「市街化調整区域」なんて地域に計画されている土地もありますよ。
さらに、なんと、行政によっては、「ここでは、そんな区域を分けてないんだよね~(非線引区域)」とか、「そもそも都市計画なんて必要ないんだよね~~(都市計画区域外)」っていう強者もある。
さて、あなたの住んでいる地域は、行政によってどう計画されているのだろうか。
もちろん、世の中、行政の思い通りにいかないこともあり、商業地域に指定されているのに、シャッター通りとなって、住宅ばかりが目立って増えてきているなんてのもあるので、なかなか難しいものですね。