先日、以前大変お世話になった方から、個人的な相続のご相談がありました。
私の相続への想いを以下の通り、メールにしてお伝えしました。
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不動産にいろいろ事情があるように、人にもいろいろ事情ありです。 相続は、常に労力のいるものです。
私がいつも心がけているのは、
相続をきっかけに、兄弟や家族の縁を失うことは、
不動産などより価値あるものを失うことになると言うことです。
幼い頃に喧嘩しながらも、繋いできた家族との縁を失うことは、もったいないですよ。
そして何よりも見逃しがちなのは、
どんな争いも自らの人間性をもすり減らしてしまうと言うことです。
亡きお父様のものである資産を兄弟と争って手に入れても、また、それがたとえ正当であってでさえ、
それによって本来お持ちの優しい気持ちを無くしては全く意味がありません。
そして、逆にもし、ご兄弟のご意思を尊重できたなら、お父様からの相続がきっかけで、自らの望むべき尊い人間性を確認することができ、それが何よりも価値のあるお父様からの相続財産となるでしょう。
私たちは、日々、幸せになりたいと願うばかりですが、
私はいつも何が自分にとって本当の幸せか悩み続けています。
どうぞ、幸せな相続をしていただけるよう応援させてください。
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「相続」で金銭的利益ではなく人間的尊厳に想いを巡らせることは、相手のためではなく、自分のための本当の幸せを見直すチャンスなのかもしれません。私たちは、そんなお客様に寄り添って、お客様とお客様の幸せを一緒に探求していきたいと考えています。